昨夜、海流座の「新裸の大将放浪記」を見てきました。
原作 山下 清
作 藤本 義一
脚本 米倉 斉加年
芦屋 小雁
演出 米倉 斉加年
山下 清といえば、放浪しながら絵を書き
「日本のゴッホ」と呼ばれた人ですね。
以前は、お兄様が主演されていましたねぇ~
で、感想を一言で言うなら
「面白い!!!」
戦争の世の中に対する思いとか、
清らかな心や、人を思いやる心とか
山下 清の人柄にのせて伝えたいことはあるかと思うのですが、
本当に面白く、楽しい観劇でした。
周りの人々もですが、
私も、初めてです。
観劇して、涙まで流して心の底から笑ったのは・・・
泣き笑いしすぎて、鼻水まで出てきてしまい
(風邪っぽいのもありましたが)
ティッシュまで出しましたもの・・・(すみません)
でも、笑い声でゴソゴソいう音とかかき消してくれたから良かったですが。
しかも、笑いが爽やか・・・
悪意のない、心の底から楽しめる作品でした。
宮沢 賢治の「アメニモマケズ・・・」の詩を流用していましたが、
その中にも人が生きていくのに本当に必要なことは何なのか?
とか、山下 清の絵が有名になり変っていく中で
放浪しながら自由に絵を書いていた時と何が変ったのか・・・
とか、その辺にかけながら演出家が伝えたかったことがあったと思うのですが、
とにもかくにも、面白かったが先にたってしまいます。
でも、人としての生き方に
宮沢 賢治の「アメニモマケズ・・・」は、とても参考になる詩ですねっ。
改めてジックリと聞かせていただき、ちょっと考えさせられました。
アメニモマケズ(原文はカタカナ)
雨にも負けず 風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫な体を持ち
欲はなく 決して瞋(いか)らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米4合と 味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを自分を勘定に入れずに
よく見 聞きし 分かり そして忘れず
野原の松の 林の蔭の 小さな茅葺きの小屋にいて
東に病気の子供あれば 行って看病してやり
西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば 行って怖がらなくてもいいと言い
北に喧嘩や訴訟があれば つまらないから止めろと言い
日照りのときは涙を流し 寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにデクノボーと呼ばれ
ほめられもせず 苦にもされず
そういうものに 私はなりたい
なれないと思います。
こんな神様のような人にはなれない・・・と・・・
でも、この人の心根
本当の山下 清という人物は知りませんが、
劇中の「山下 清」に似ていると思いました。
こんな人になれたなら、
心が平穏で幸せに満ちているのであろうとも思います。
まだまだ修行が足りませんなぁ~
さてさて、最近他のことで忙しくバタバタしていて
制作に入れていませんでしたので、
今日は頑張りますよ!
あっ、別の仕事絡みで12月の中旬は
しばし日本からいなくなります。
仕事内容(?)
個人のツアーガイドですねっ・・・
母のですが・・・
いや、本当はリサーチを兼ねて
アメリカで勉強会に参加するのですが、
それにひっかけて、西海岸ツアー開催ですの。
で、只今、その準備も兼ねて大変急がしくなってきております。
San DiegoからSFまでレンタカー移動にて
LAやLas Vegasもよってこようと思っておりますが、
まあ、全て私がやらないといけない訳で・・・
でも、楽しくもあるのですが・・・
約20年ぶりの西海岸
Santa Monicaに住んでいた時の場所とかも
やっと見せてあげられるかと・・・
SFに高校生で行かせてもらった時に見た景色も
やっと見せてあげられるかと・・・
10年後には海外旅行にはいけなくなっている年齢ですから、
今のうちに連れていってあげないと・・・・ですね。
ですので、クリスマス用に何か考えていらっしゃる方がいらっしゃいましたら
早めにオーダーお願いします。