先日、母のお誘いで
「歌舞楽」なるものを見てきました。
韓国の踊りや音楽を楽しむものなのですが、
そうそうたるメンバーが来日されていました。
韓国伝統音楽に革命を起こした
サムルノリ(打楽器の演奏)の
創始者である李光壽先生
韓国重要無形文化財”僧舞”で
人間国宝後継者の金昴先先生
このお二人が一堂に会する公演でした。
何故、そのような方達が
首都圏ではなく、徳島で?
ということなのですが、
この人間国宝後継者の金先生
なんと、四国88箇所霊場の
13番札所大日寺の住職さんなんですよね。
昔、金先生が踊っていた”僧舞”を見た
前13番札所の住職さん
この踊りに心惹かれ、
そして、踊っていた金先生に
心惹かれていったそうで
その後、日本に渡ってこられ
ご結婚されたのですが、
ご住職なき後、
後を継がれたんです。
13番札所と言えば、
徳島でも山の中のほうで・・・
よくお嫁に来られたなぁ~と
海外での生活って
言葉もさることながら、
文化や慣習における違いでうける
カルチャーショックが大きいわけで
気候や風土というものが
人々の生活や考え方までをも変えることもあり
なかなかなじんでいくには時間がかかるんです。
そんな中、ご住職までされながら
韓国の舞踊も教えられている
金先生のパワーって凄いって
思っちゃいました。
僧舞も今回の演目にあったのですが、
最後の太鼓を打ち鳴らし続けるさまは
今の年齢とは思えないパワフルさ。
金先生ひきいる舞踊団や
李先生ひきいる民族音楽院の
方達も素晴らしい演技でした。
韓国の舞踊や伝統音楽って
TVドラマ等で見て少しは知っていたのですが、
雅楽とルーツは一緒だな・・・と思いましたが、
舞踊は日舞とはまったく異なるものだと思いました。
静かな動きもあるのですが、
激しい動きもあり、
扇の舞とかは美しくもあり
フォーメーションで見せる踊りは
最近のエンターテイメントにもつながりますね。
でも、個人的には
「パングッ」が好きでした。
(パンフ表紙の下部の人達)
宮廷で催されるような舞踊ではなく
農民が広場に集まり、
きまったリズムの音楽にのって
自分達の技巧を披露するものだそうで、
音楽も踊りも楽しい♪
頭につけた細長い紐を
新体操のリボンのように
グルグルまわしながら踊るさまは
ほんとに面白く楽しくって
ちょっと広場に集まった市民の気分?
になってしまいました。
近くて遠い国と言われる
韓国や中国のことは
もう少し勉強しないといけないですね。
今回はとってもいい機会となりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿