2012年3月25日日曜日

静かな落日

今日は、市民劇場で
劇団民藝公演の『静かな落日』を観劇してきました。

詳しくはこちらをどうぞ


その前に素敵な出会いがあったのですが、
そのことはまたの機会に・・・

今回の観劇は楽しむというよりも
はまってしまったんでしょうねぇ

作家『広津 和郎』と娘『桃子』の物語ですが、
広津 和郎という作家を残念ながら知らなかったのですが、
今日の劇でとっても興味を惹かれてしまいました。

松川事件『福島県で起こった列車の転覆事故』
で一審で死刑を含む判決を言い渡される被告20名
無罪を信じてペン一本で戦いぬく広津 和郎
それを支える娘・・・

前半は、松川事件に至るまでの
父と娘の人生というか、かかわりというか、
小説で言うと出だしでしょうか。

そう、小説みたいな静かな出だし
中身が分かってこないとちょっと面白くないような。・・・
かくいう私も眠くなり・・・

ですが、後半、本から目を離せなくなるような
たたみかける松川事件からの展開

それにハマってしまったんでしょうかねぇ?

終盤になって分かる
前半の父と娘の関係や背景の重要さ

そのバックグラウンドがあるから
活きてくる言葉の数々

色々と考えさせられます。


しかし、劇中の広津 和郎という人物像が
本来の彼の姿だとしたら、
かなり個性的で魅力的。

自分自身の意見や
ブレないものを持っていることは
なかなか出来ることではないし、
世間に流されず自分の意見を持ち続けることは
とっても難しいことだと思うのですが、
彼はそれができる人だったんですね。

ちょっと興味をそそられて
広津 和郎の本を読んでみようと思いました。

松川事件についても調べてみたいなぁ~と

まあ、当分は無理そうなのですが・・・


2 件のコメント:

  1. いい芝居見たね。

    いろいろ、思うところがあるけど、
    なかなか上手く書けない。
    (この年になって、余計感じることが)

    何度も書いて消したよ。
    今度会った時、話そうね。

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  2. hiroさん

    本当にね、色々思うところ出てくるよね。
    遊びに来る時は泊まりだと思うから
    ゆっくりと語りましょっ(^^)

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